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温暖化で消失した氷河は小さかった

2008年09月17日 11:11更新 前の記事 次の記事  テクノロジー・サイエンス一覧
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 世界的な温暖化の影響によりグリーンランドの氷河が溶け始め、海面水位が上昇し続けていることが数年前から懸念されている。そんな中、「海面上昇に影響を及ぼす氷河は実はごく小さな氷河である」という最新の研究結果が米オハイオ州立大学バード極地研究センターより発表された。米オンライン科学誌livescience.comが報じた。

 NASAの氷床衛星観測によると、現在までにグリーンランド周辺で消失した氷河の75%は実際は諸島沿岸から漂流してきた小規模氷河であり、この結果は、温暖化による海面上昇をより良く把握するためには、これまで注目されてきた巨大氷河よりもごく小さな氷河を観測すべきだということを意味するという。

 南極大陸を覗けば、グリーンランドは地球上で最も氷河が多い場所である。島の表面の5分の4を氷冠が覆っており、その面積は長さ2400キロメートル、幅1100キロメートル、厚さは最大で3キロメートルにも及ぶ。

 世界的な気温上昇が進むと、氷山を形成する巨大な氷塊やそれらが衝突して崩れた塊が徐々に溶けて海面へと流出するペースは早くなっていく。その一方で、大きな氷河は確実に観測できても、小さな氷河については正確に観測するのは困難だという。

 しかし、実際のところ、小さな氷河は海岸線に数多く点在していることがこれまでに研究ですでに明らかとなっている。今回の研究結果を通して、今後の氷河観測の注目が巨大氷河から小規模氷河へと移行していくことが予想されている。

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