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[レポート]12月1日週の外国為替市場分析

2008年12月02日 06:20更新 mailメール

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出典:ai明治FXホームページ( http://www.aimeijifx.co.jp/ )「石井雅博のWeekly FX Report/ai明治FX(株) 石井 雅博 2008年12月1日(月曜日)」より

●先週の概況
米銀行救済で金融不安後退も、米指標の悪化が続きドル/円は4週続落

【24日(月)】
 先週24日月曜日は東京市場が休場となるなか、円高へ振れる場面があったものの、ロンドン時間以降、米シティグループへの救済を好感した買いが集まり、NY時間ドル/円が97円前後、ユーロ/円が125円台へ急反発するなど大幅な円安が進行。
 週明けの為替市場は、ドル/円が前週末ガイトナーNY連銀総裁の米財務長官指名後に上昇した96円前後で取引を開始。しかし午前は東京市場が休場のなか持ち高解消の動きが先行し、また米政府によるシティグループへの追加資金注入と、同社の不良債権3000億ドル相当を肩代わりするとの報道も市場への影響は限定的で、ドル/円が昼過ぎに95円を割り込んだ他、ユーロ/円が120円、豪ドル/円が60円を割って軟調に推移しました。ただ午後に入って円高が一服すると、ドル/円・クロス円とも安値水準でこう着。ロンドン時間になると全体的に持ち直す動きが見られ、Ifo独景況指数が15年ぶりの低水準へ落ち込んだにもかかわらず、ユーロ/円が120円割れ水準で底堅く推移。欧州株・ダウ先物が堅調に推移したことから、NY序盤からドル/円・クロス円の買い戻しが強まり、ドル/円も96円台を回復。米中古住宅販売は予想をやや下回るも、市場では特に材料視されず、ダウがシティグループへの資金注入を好感して一時 500ドル超上昇したため、NY時間は引けにかけてリスク選好の株高・円安が継続。ドル/円が97円前後へ上値を拡大した他、ユーロ/円が同日安値から6 円以上反発して125円台へ。他のクロス円も株高につれて軒並み大幅高となり、ダーリング英財務相が付加価値税(VAT:日本の消費税にあたる)引き下げを柱とした景気刺激策を発表したことから、ポンド/円が141円前後の安値水準から148円手前まで急反発。豪ドル/円も60円台回復後63円後半へ水準を切り上げました。

【25日(火)】
 25日火曜日はFRBの追加景気対策が発表され、一時的に株高・円安が進んだものの、米GDPの下方修正を嫌気して株価が伸び悩んだ他、対欧州通貨で加速したドル売りを受けて、ドル/円が95円台へ2円以上下落。クロス円もポンド/円を除いてNY時間は上値が重く、ユーロ/円は122.60-126.00 円のレンジで荒っぽい値動きが続きました。
 前日NY市場の急激な円売りに対する反動的な動きが先行し、ドル/円は朝方97.41円の高値を示現後、午前のうちに96円前半へ急落。連休明けの本邦輸出勢の売りが絡んでクロス円も高値から大幅に調整し、ユーロ/円が123円台へ急反落した他、豪ドル/円が61円台へ2円以上下落しました。日経は前日のダウ上昇を受けて400円高で取引を終えるも、アジア株は全体的に伸び悩み、夕方欧州株が軟調に始まるとドル/円が96円を割ってさらに下げ幅を拡大。ユーロ/円も122.59円まで同日安値を更新した他、豪ドル/円も60円半ばへ突っ込む場面がありました。しかしNY序盤に米連邦準備制度理事会 (FRB)が8000億ドル(77兆円)の追加金融対策を発表すると、市場でリスク選好の動きが加速し、ドル/円が96円台へ急反発した他、ユーロ/円が 126円手前まで上昇。ただ米第3四半期GDP改定値と同個人消費が下方修正されると米景気懸念が台頭して買いが一巡。NY時間は株価の上下動に連動して、クロス円中心に荒くもみ合う展開となり、ユーロ/円が122-125円台で乱高下。そのなかでポンド/円は早朝にかけて148.55円の同日高値を更新するなど堅調な流れが続きました。しかしドル/円は欧州通貨中心にドルが幅広く売られたため、一時95円を割って94.92円まで安値を更新。ただしオバマ次期大統領が会見で景気支援のために減税や財政政策が不可欠との発言が伝えられ、ダウが下げ渋り、95円前半の水準を維持して引けました。

【26日(水)】
 26日水曜日は米景気・住宅指標が相次いで記録的な悪化を示すなか、ダウが4日続伸する堅調な地合いを維持したため、ドル/円は連日の95円割れから反発して95円後半へ上昇。一方クロス円はユーロ/円など欧州通貨が大幅安となるものの、中国の利下げを好感して急騰した原油相場に支援され、オセアニア通貨など資源国通貨はNY時間にかけ強含みで推移しました。
 前日ドルが対欧州通貨で急落した流れを引き継ぎ、この日もドル/円は東京市場から海外序盤にかけて上値の重い展開が続き、前日に続いて95円割れを示現。FRBが前日8000億ドルの住宅・自動車・消費者ローン市場への資金供給策を発表したにもかかわらず、日経が上値重く推移し、クロス円もまたユーロ /円を始め軟調。ユーロ/円が122円台へ軟化した他、豪ドル/円が61円前後へじり安に。ただ材料難のなか動きは限られ、夕方にかけてこう着感の強い展開が続きました。ロンドン時間になると、中国が緊急で1%超の利下げを実施したことを受け、ユーロ/円が124円手前へ急伸するなど円売りが強まる場面がありましたが、株価を始め上昇は限定的で、NY入りにかけて下げ幅を拡大したダウ先物に連動して再び円買い優勢となり、さらに企業設備投資を示す米耐久財受注が大幅な落ち込みを示したことや、シカゴ購買部協会景況指数や米新築住宅販売などの米指標が軒並み記録的な悪化となったことを受け、ドル/円が 94.57円まで同日安値を更新。しかしNYダウが前日比マイナス圏からプラスへ上昇する底堅さを示したため、すぐに買い戻しが入り95.93円へ急反発。また中国利下げや欧州連合(EU)による2000億ユーロの景気対策の発表を好感して、これまで需要減退観測を背景に伸び悩んでいた原油相場が急反発したため、クロス円もオセアニア通貨を中心に堅調に推移し、豪ドル/円が62円後半、NZドル/円が63円手前へ上昇しました。一方でユーロ/円は「インフレ低下で一段の利下げ余地」と述べたウェーバー独連銀総裁発言などを材料に、一時122円を割る場面があり、終盤にダウが200ドル高となるも、下落分を取り戻せず前日比1円以上安い123円前後で引けました。

※掲載内容は情報提供を目的としており、勧誘等を目的としたものではありませんので、お取引の最終判断はお客様ご自身の責任で行うようお願い致します。

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