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[コラム]FXテクニカル日報

2009年01月09日 07:47更新 mailメール

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出典:ai明治FXホームページ(http://www.aimeijifx.co.jp/)「FXテクニカル日報/ai明治FX(株) 下村 慎一 2009年1月8日付」より

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久々の原油反発だが・・・
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 年明けからNY原油相場が反発していました。イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの空爆から始まり、現在は地上戦に。この紛争に呼応した形でWTIも反転してきた動きでしたが、昨日は米民間雇用サービス会社の雇用リポートで非農業部門の雇用者数が前月比で約69万人減となり予想以上の落ち込みになったことや、週間石油在庫統計での予想を大幅に超える在庫増(前週比668万バレル増、在庫量3億2540万バレル)で、昨年5月以来の高水準になったことから、一挙に5.95ドル安の42.63ドルに反落して来ました。ただ、もうひとつ気になるのは、ロシアによる欧州向け天然ガス輸送の完全停止問題。欧州はガス需要の約25%をロシアに依存しており、その内の約80%がウクライナを経由して輸送。これによって欧州各国は天然ガスの備蓄切り崩しで対応をせざるを得ない状況にまでなってきました。
 ここ数日来の外為市場の動きを見ると、ユーロやスイス・フランといった欧州通貨が低迷し、米ドルやカナダ・ドル、オセアニア通貨と英ポンドが堅調な動きをしていたことは周知の通りです。資源の有る国の通貨が買われ、欧州大陸の様に消費する国の通貨が売られて来たとの見方も出来そうです。ここで言う「資源」を「石油関連」と言う言葉に置き換えても通用しそうです。そうなると第一弾のWTIの上げが中東情勢に起因するものであれば、第二弾はロシア問題になる可能性も出てきそうです。原油高と言う言葉の裏に、中東問題と欧州対ロシア問題が含まれているだけに、波乱要因に成りかねない模様でしょう。
 政治的背景が強い、このロシアの天然ガス輸送完全停止は、一筋縄では行かずに中長期化してくる可能性もあるだけに、「資源」の在る国にとっては自国通貨高が、再度示現される局面にもなりそうです。そうするとオセアニア通貨にとっては押し目買いの好機が出てくることになりそう。米ドルは、オバマ新政権に対する期待感で買われていただけに、それも時間の経過と共に食傷気味。英ポンドは乱高下が想定され、デイ・トレードの格好のターゲットになりそう。


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一目均衡表・RCIテクニカル分析【AUD/JPY 日足・60分足】
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◆AUD/JPY 日足 「豪ドルに押しは入るのか!?」

 一目均衡表:基準線は62.96円で横向き、転換線は64.90円で横向き、ロウソク足はその上に位置しており、尚且つ雲の中。遅行線も基準線の上に在るものの雲の下。位置関係からは強気相場のパターンです。ただ、強気相場でも、当然押しを作る場面は出て来るもの。現状では、遅行線が雲に阻まれ上伸出来ずにいる事は、押しを作る前兆か。その遅行線から見た基準線が67.81円、ロウソク足から見た基準線が62.96円、ロウソク足から見た雲の下限は61.65円から62.45円。この価格帯が押し目のポイントになりそうです。一方、上値は遅行線からみた雲の下限が67.81円となっており、これが終値ベースでクリアされてきますと71.92円から72.60円の雲の上限へ再度トライか。ロウソク足と遅行線に注意して押し目の買い場探しとしたいところ。

 RCI:3本の線がプラス圏最高位に在るものの、変化が出始めているようです。26日線は横向きですので、大勢上昇基調は続いている形。17日線もプラス圏最高位で横這いしており、上げの時間の中に居ることになります。9日線は下向きに転換しつつある様です。26日・17日の両線が現状の横向きであれば、9日線が下げて押しが入って来ても浅いものになりそうですが、17日線が同調して下げてきますと、深押しも想定しておきたいところ。目先は9日線と17日線の動きに注目していきたいところ。

 トレンドライン:下値をサポートするラインは9日時点で60.00円。直近では、この線が強力に効いて、押し目のポイントになっていることから、重要な節として用いたいものです。

 まとめ:押しを作ることを想定しての対応になりそうです。利の薄い買いは一旦逃げて、再度の仕込み場を探したほうが良いか。売り仕掛けは一目での下値目処を参考に小刻みに動いていきたいものですが、基本的には押し目買い相場の中に在ることを前提に。



◆AUD/JPY 60分足(デイトレード参考用に)

 一目均衡表では遅行線の動きが気になるところ。雲の中に入り上限は66.41円、下限は65.11円。一方、ロウソク足は雲を下割れて来ており、弱気に転換して来ている様。下振れ懸念が強くなって来ている様です。RCIは3本の線がマイナス圏最高位に達しており、弱気を示唆してきています。9分線が戻る場面も出現してきそうですが、17・26分線が連れてこないようなら戻り売り方針か。雲のねじれは67.01円で14〜15時間後。この時間帯の変化に注意を。



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下村 慎一(しもむら しんいち)
ai明治FX株式会社 取締役チーフアナリスト

明治物産時代に原油相場を中心にテクニカルを用いた分析が好評を博し数々のセミナー講師を務めてきた。平行して日報・週報も刊行し温厚な人柄から好評を得る。現在は弊社チーフアナリストとして「market ai」でのコメントや「FXほっとライン24」などで得意の一目均衡表やRCIを用いたテクニカル分析・アドバイスを行っている。

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※掲載内容は情報提供を目的としており、勧誘等を目的としたものではありませんので、お取引の最終判断はお客様ご自身の責任で行うようお願い致します。

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