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ブラックストーン7-9月期はIPO手数料で損益計上

2007年11月13日 08:54更新 mailメール

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 米投資ファンド大手ブラックストーン社長兼COOのハミルトン・ジェームズ氏は12日収益発表の記者会見で、「住宅ローン市場の低迷は、主要銀行が当初予想していた以上にますます悪化しており、主要銀行もこれからどのように回復していくことができるか確信がもてないでいると思う」と述べ、プライベート・エクイティ市場の低迷は、米主要銀行が信用収縮問題による低迷から抜け切らない限り、今後も続くだろうという見通しを示した。米主要銀行がサブプライム(低所得者向け)住宅ローン問題による評価損により、貸し渋りを行うことで、レバレッジッドローン市場の低迷も続くだろうと見ている。

 ブラックストーン7-9月期(第3四半期)収益は、IPO(株式新規公開)の手数料などのため1億1,320万ドルの損益、一株損益44セントとなった。IPO手数料を差し引けば、同社第3四半期収益は2億3,400万ドル、一株利益21セントとなるが、トムソンファイナンシャルアナリストらの予測値一株利益30セントを下回ることになった。

 第3四半期売上高は前年同期の4億6,150万ドルから14%増の5億2,670万ドルとなった。同四半期にはブラックストーンによるヒルトンホテルの200億ドルでの買収も行われている。

 第3四半期はブラックストーンが6月にニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場してから初の四半期収益発表となった。ブラックストーン株価はIPO以来38.9%の下落を示しており、12日には2.02ドル(8.3%)下落して22.26ドルとなった。

 同社会長兼CEOのスティーブン・シュワルツマン氏は、「世界的な信用収縮が企業買収熱を下げ、多くの買収先で買収額の切り下げが行われている。信用収縮が改善するまで、プライベート・エクイティ市場での大きな取引を行うのは難しいだろう」と述べた。

 ブラックストーンの中核事業となるコーポレート・プライベートエクイティ部門での純利益は前年同期比42%増の2億2,730万ドルとなった。またヘッジファンド部門では前年同期比88%増の1億2,490万ドルとなった。ブラックストーンは7-9月期の不安定な市場を上手く運用することによって大幅な利益を獲得するに至った。しかし市場の不安定は同時に同社不動産部門で前年同期比44%減の減益をもたらした。不動産部門第3四半期収益は1億910万ドルとなった。


※この記事はAP通信との契約で財経新聞社が日本向けに翻訳・編集したものです。翻訳・編集責任は財経新聞社にあります。AP通信はコンテンツの誤謬及び遅延、コンテンツに依拠してなされたすべての行動に関して一切責任がないものとします。Copyright 2006 The Associated Press. All rights reserved.

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