26日、米衣料大手ギャップがフォース・アンド・タウンのチェーンを閉鎖することを発表した。同チェーンは若年より上の世代の女性からの売上増を狙って新設されていたが、同社の従来からのブランドに集中し、回復させるため、設立から1年半で閉鎖する運びとなった。 この決定は、フォース・アンド・タウンの19店舗すべてが対象となる。ギャップはフォース・アンド・タウンの第一号店舗を2005年8月にニューヨークシティ北部のウエストナイアックで開店していた。他の店舗はアトランタ、シカゴ、ヒューストン、シアトル、サンフランシスコ、ロサンゼルス、サンディエゴ、サンノゼ、サンタバーバラに位置している。店舗の閉鎖は6月末までに完了し、550人が解雇される見込み。閉鎖店舗の一部従業員は同社の別店舗に異動する可能性もある。 同社はギャップのジーンズで育ったが、中年になってギャップのブランドとは合わなくなったと感じている35歳以上の女性のための専門のチャンネルとしてフォース・アンド・タウンを展開する計画だった。フォース・アンド・タウンを立ち上げた際には、35歳未満では8%のシェア獲得を予想していたのに対し、35歳以上の女性の市場からは3%のみのシェア獲得を予想していた。ブティックやデパートなどのサービスを統合した店舗によって収入と購買力がピークに達しているベビーブーム世代を引き戻すことを狙っていた。 同社最高経営責任者のボブ・フィッシャー氏は「フォース・アンド・タウンは将来性のあるコンセプトに対する大きな実験であり、事業の中で負わなければならない革新のためのリスクを体現するものとなった」「われわれはこのブランドを閉じ、既存の事業を安定化させることに力を注ぐという難しい決断をしなければならなかった」と語った。 同社の昨年の既存店売上高は7%減で、前年の5%から悪化している。