米投資銀行大手のゴールドマン・サックスとベアー・スターンズは14日、3−5月期決算を発表した。ゴールドマンは1%の小幅増益、ベアー・スターンズは33%の減益と、米国で悪化している住宅ローンのデフォルト(債務不履行)の影響で利益が圧迫された。世界最大の住宅ローン引き受けである両行は、サブプライムローン(信用力の低い借り手への融資)部門の急激な落ち込みが業績に響いたと述べている。
投資銀行世界最大手であるゴールドマンの優先配当金支払い後の3−5月期純利益は、22億8,700万ドル(1株当たり4.93ドル)で、前年同期の1株利益4.78ドルから減少した。売上高は101億8千万ドルで、前年同期の102億4千万ドルから減少した。
投資銀行、資産管理部門は業績を押し上げたが、債権部門の純利益が24%減少した影響が大きかった。トムソンファイナンシャルの調査によるアナリスト予想は1株利益4,79ドル、売上高が102億4千万ドルで、これを上回っていた。
米国で第2位の抵当付き債券の引き受け手であるベアー・スターンズの3−5月期純利益は3億7,460万ドル(1株当たり2.52ドル)で前年同期の5億5,820万ドル(1株当たり3.72ドル)から33%減少した。米5大投資銀行で四半期決算が減益となるのは2年ぶり。売上高は前年同期の25億ドルからわずかに増加して25億1千万ドルだった。
通常は、同社の売り上げのおよそ半分を占める債権事業からの売上高は、サブプライムローンの債務不履行が急増した影響で21%減の9億6,200万ドルだった。株式トレーディング事業からの売り上げは3%減の5億4,300万ドル、投資銀行事業からの売り上げは28%増の3億5,700万ドルだった。
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