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J・ロジャーズ氏が考える最も安全な投資先【3】

2009年11月04日 18:15 更新

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■日本の問題はやはり人口動態 ジム・ロジャーズ氏の連載も今回で最後となるが、やはり日本のことも投資対象の一つとして冷静に分析している。債権国、そして貿易黒字国という点で評価できるものの、将来的に見た場合に少子化が最大の不安要素になると考えている。そして最後に、あまり語ることのない不動産投資についても言及した。



 以下、ロジャーズ氏)



 今後の日本ですが、人口動態が最も深刻な問題となるでしょう。それを克服するためには3つの選択があると思います。



「子作りをする」

「移民を受け入れる」

「生活水準を下げる」



 子供の出生率も増えないし、そして移民も受け入れない。そうすると生活水準を下げることを受け入れるしかないのです。ヒドイことです。ここにいる皆さん、わたしの話なんか聞くのを止めて、早く家に帰って子作りをしてください。



 日本は良い観光地はたくさんあるし、女性もキレイなのに。財政赤字を減らして、子作りをしないと50年後の日本はないですよ。わたしが日本に住んでいたら革命を起こします。子供には何も与えていないし、今、変わらないとダメですね。



 出生率ですが普通、2.1%はないと(国は)維持することはできません。今の日本の出生率は1.2%くらいでしょうか(正確には1.37%=厚労省作成)。今すぐに子作りをしないと。わたしは、いつも子供がいたら楽しいですよ、と言っています。それは国のためにもいいですから。

■日本は評価できる企業が多い


 日本の企業は世界的に見てもたいへんいいです。というのも今の時代に順応しているからです。以前の日本は輸出の45%を米国に頼っていました。しかし今は対米向けは25%くらいで、45%は中国をはじめアジアです。これは、いい動きではないでしょうか。日本の企業は成長するでしょうね。まぁ、中国ほどの成長ではないものの、楽観視しています。



 円の力についてですが、わたしは持っています。わたしは(為替相場は)短期的には成績は悪いのですが、今後10年で見れば、債権国であるとういこと、それに貿易黒字であるということで米国よりも信頼を置くことができるでしょう。また、円キャリートレードも終焉しましたし、今はそれには他の通貨(ドル?)が使われていますから。



 政治家は信用していませんが、新しい政府は米国から少し距離を取って離れると言っています。米国債をこれ以上買わないだろうから、そういう意味では良いでしょうね。

■不動産投資は農家と鉱山の近くを買え


 不動産も適切な物を適切なタイミングで買うということは、他の投資と同じです。農地や鉱山の近くを買えば10年後、20年後はおもしろいかもしれません。日本で言うと差し支えがあるかと思いますので、米国で説明します。



 ニューヨークには買わない方がいい。わたしもニューヨークの不動産はすでに売りました。今後は東海岸のような金融センターがあるところはダメですね。北部、例えばアイオワ州なんかがいいでしょうね。農家がお金を持つようになるでしょうから、買いたいのであれば、そういう場所ですね。



 ただインフレになった時には金利が上がるし、そうなるとバイヤーにとっては魅力が少なくなります。インフレとなっても不動産価格は下落するかもしれませんけど。(終わり)



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