8日のシドニー外国為替市場の豪ドル相場AUD=は、ユーロ圏諸国の財政や世界経済への懸念を受け、対米ドルで軟調に推移した。
終盤時点のレートは1豪ドル=0.8658米ドルと、前週末5日終盤の0.8670米ドルから下落。ただ、5日につけた4カ月ぶり安値0.8576米ドルからは値を戻した。
一時は0.8724米ドルまで上伸したが、取引時間中の大半は0.8660米ドル前後で推移した。売り注文は0.8735米ドル付近に見られ、支持線は0.8740米ドルを下回る水準となっている。
対円でも1豪ドル=77円50銭と、5日につけた7カ月ぶり安値76円20銭からは反発している。
リスク回避の動きで米ドルが買われ、対ユーロで1年ぶり高値圏まで上昇した。
カナダのイカルイトで行われた先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)ではギリシャを支援する声は多かったが、具体策は提示されなかった。市場では今週、ギリシャやポルトガル、スペインのソブリン債のスプレッドが注視される見通し。
ドイツ銀行の為替ストラテジスト、ジョン・ホーナー氏は「中国の金融引き締めや、(欧州の)財政懸念が広範なリスク回避につながり、米ドル高が進むことが懸念されている」として、短期的には豪ドルの反発はないとの考えを示した。
市場では世界的な混乱を受けて、3月に利上げがあるとの観測は大幅に後退している。
豪債券先物はまちまち。イールドカーブはフラット化した。3年物は0.030ポイント高の95.290、10年物は0.005ポイント安の94.540。
〔豪ドル/米ドル〕
最新値 0.8658
前営業日終値 0.8670
〔10年債先物3月限〕(カッコ内は前営業日清算値比)
最新値 94.540( 0.005)
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