国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事は9日、人民元について「依然非常に過小評価されている」との認識を示した。ただ、国内成長重視が「今後数カ月以内に」元の価値に変化をもたらす可能性があるとも指摘した。
ヨハネスブルクで講演したストロスカーン専務理事は「中国経済は、危機を契機に、より伝統的成長モデルになった」とした上で、「このような政策に伴うのは人民元の調整」であり「数カ月以内に変化が起こる可能性がある」と述べた。
専務理事は、金融危機以降、米家計部門の貯蓄率が上昇していることについて「世界経済の非常に大きな変化」であり、アジアと米国の構造的不均衡への対処が始まるとの見方を示した。
ただ、中国など新興国の消費は、米国に代わる成長エンジンになるには程遠いと指摘。このため、世界経済は未踏の領域にあるとの認識を示した。
専務理事は「かつての状態には戻らない。世界経済の成長モデルは、基本的に未知だ」と述べた。
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中国人民銀行は、日々の基準値の設定、及び実際の銀行間取引レート(終値)を基準値の上下0.5%以内に収めるための為替介入の二つの手段を持っているが、日々の基準値や終値の推移をみると、中国当局が内外の状況をにらみながら、人民元を徐々に高くして行こうとしている意図が伺われる。
[コラム]就職未定者増加の背景
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