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円が全面高、債務問題への懸念がユーロ圧迫=NY市場

2010年03月10日 07:45 更新

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 9日のニューヨーク外国為替市場では、円が全面高。リスク回避とリパトリ(本国への資金還流)による円買い需要が高まった。また、一部のユーロ圏諸国がギリシャと同様の債務問題に直面する恐れがあるとの懸念が圧迫し、ユーロは下落した。

 ポルトガル政府が発表した緊縮財政措置に対し、格付け会社フィッチ・レーティングスは9日、格付け見通しをネガティブから変更する計画はないとする一方、同措置の詳細は現在調査中と説明した。これを受けて円に再び資金が流れ、ユーロの一段の売りを誘った。また、中国が米国債の買い入れにコミットする方針を示し、ドルを支援した。

 午後終盤の取引で、ドル/円は0.4%安の89.93円。円はカナダドルに対して約0.2%、対スイスフランで0.9%、対ユーロで0.6%、対ポンドで0.9%それぞれ上昇した。

 スコシアキャピタル(トロント)の通貨ストラテジスト、カミラ・サットン氏は「リスク回避の動きと円のリパトリがここ12時間の重要な要素だった」と述べた。

 RBC(ロンドン)の通貨ストラテジスト、アダム・コール氏は「(3月31日の)年度末に向けた円へのリパトリが始まったという感じだ。日本の企業が資金を本国に戻すなかで今後数週間は円が引き続き支援されるだろう」との見方を示した。

 トレーダーからは、特に日本の輸出企業が、市場でかなり積極的に円を買っていたとの声が聞かれた。


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