格付け会社のフィッチ・レーティングスは28日、スペインの格付けを最上級の「トリプルA」から「ダブルAプラス」へ1段階引き下げたと発表した。同政府の債務削減策が同国の経済成長率を中期的に大幅に減少させる見込みであるためとしている。
スペインは多額の財政赤字と不動産バブル崩壊の余波に苦しんでおり、失業率は20%にのぼっている。27日には、公務員の給与カットなどで財政赤字を150億ユーロ削減する財政緊縮法案を可決したが、緊縮財政は経済成長を抑制する可能性もある。同法案は1票差の僅差で可決しており、労働組合などからの反発が強いことが伺える。
格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は先月末にスペインの格下げを引き下げ、見通しを「ネガティブ」としていた。フィッチは見通しを「安定的」としている。
[コラム]ソブリンCDS市場の現状
リーマン・ショックを機に一躍話題となったCDS(Credit Default Swap)。そのCDSが今度はギリシャ債務問題をはじめとする欧州金融危機でも取沙汰されている。
中国経済に迫る三大リスク
4-6月期国内総生産(GDP)では名目GDPにおいて日本を上回った中国経済ではあるものの、同国には不動産・地方政府債リスク、および一党独裁の中国共産党政府政策の潜在的 失敗リスクが懸念されている。

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