米商務省が30日に発表した2010年4-6月期(第2四半期)の実質国内総生産(GDP)速報値は、季節調整済みの年率換算で前期比2.4%増となり、市場予想の同2.5%増とほぼ同じだった。しかし成長ペースは前期の同3.7%増から減速し、景気回復が緩やかになってきていることが強調された。
回復のペースが鈍化している原因には、輸入の成長が著しいことや、民間在庫投資が減少していることなどが挙げられる。
米経済の約7割を支える個人消費や、企業の設備投資はプラスが続いている。個人消費は1.6%増となり、前期の同1.9%増からは縮小した。設備投資は、特にソフトウェアなどへの投資が21.9%増と大幅成長を続けたことが寄与し、17.0%増となった。第1四半期の設備投資は7.8%増であった。
第2四半期の輸出は10.3%増となり、前期の11.4%増から成長ペースが鈍化。一方、輸入は前期の11.2%増から大幅に増加し、28.8%増となった。
GDP伸び率は落ち込んだものの、キャピタル・エコノミクスのポール・アッシュワース氏は「初めに見たときほど悪い結果ではない」と述べた。同氏は、設備投資が強いことや、同社が景気の強さをよりよく示すと考えている国内最終需要が4.1%増となり、前期の1.3%増から増加していることなどを指摘した。
[コラム]ソブリンCDS市場の現状
リーマン・ショックを機に一躍話題となったCDS(Credit Default Swap)。そのCDSが今度はギリシャ債務問題をはじめとする欧州金融危機でも取沙汰されている。
中国経済に迫る三大リスク
4-6月期国内総生産(GDP)では名目GDPにおいて日本を上回った中国経済ではあるものの、同国には不動産・地方政府債リスク、および一党独裁の中国共産党政府政策の潜在的 失敗リスクが懸念されている。

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