米アップルは、同社の音楽管理ソフト「iTunes」が、マイクロソフトの新OS「Windows Vista」上でうまく動作しない可能性があると伝え、iPodとiTunesのユーザーにVistaへのアップグレードを控えるように求めている。 アップルが2日発表した内容によると、大抵のパソコンではVista上でiTunesが動作するが、一部で互換性の問題があることを確認しており、数週間の内に行われるiTunesのアップデートによって問題が解決されるまでは、Vistaへのアップグレードを控えることを推奨している。マイクロソフトは先月30日に一般向けのVista発売を開始した。 マイクロソフトとアップルは、アップルのiTunesがウィンドウズ上で動作し、マイクロソフトのOfficeにマック用のバージョンがあるように一部のケースでは提携が見られるが、確固としたライバル企業でもある。Vistaの発売時、アップルはウィンドウズ批判のキャンペーン広告を増加させた。 アップルのWebサイト上に掲示されている通知によると、互換性の問題には、iTunes storeで購入した音楽やビデオが再生できない、カレンダーの同期が取れないなどの問題があるという。また、Vistaにアップグレードする際に、問題を回避するために推奨されるインストールの手順を紹介している。Vista導入後に問題が起こっている場合は、iTunes 7.0.2を再インストール後にVista用のiTunes Repair Toolをダウンロードして実行することを求めている。 マイクソロソフト、ウィンドウズ部門の広報担当アダム・アンダーソン氏によると、同社はアップルが主張するように、iTunesのユーザーが「これらの理由でVistaの使用を止めるべき」だとは考えていないという。マイクロソフトは、同社がアップルを含む多数のパートナー企業と共同で、各社のソフトウェアがVistaとの互換性を確保できるように取り組んでいると述べた。Vista発売時には、5,000以上のハードウェア、ソフトウェア製品が既にVista互換であると同社は表明していた。 アンダーソン氏によると、マイクロソフトはアップルと共同でiTunesがVista上でスムーズに動作するための特別チームを編成しており、作業は「同プログラムが彼らが目指している水準で動作するまで」継続されるという。 アップルは2001年10月にiPodの販売を開始し、9,000万台以上を売り上げている。