ホーム > テクノロジー > 北米 > 米グーグル、ユーザーのプライバシー保護を強化

米グーグル、ユーザーのプライバシー保護を強化

2007年03月15日 10:21更新 前の記事 次の記事  テクノロジー一覧
記事を印刷する 記事をメールで送信する
ソーシャルブックマークに登録:Yahoo!ブックマークに登録Choixに投稿はてなに投稿BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマークlivedoorクリップに投稿CoRichに投稿

 米インターネット検索大手グーグルは14日、ユーザーのプライバシー保護のため、ユーザーに関するデータの保存期間を2年以内に限定するという新たな方針を発表した。同社では政府などに対して機密データを開示することを防げられると考えている。

 グーグルは、世界中の何百万ものユーザーに関するデータを保持している。新たな方針では、18−24カ月ごとにシステムから個人を特定できるような情報の重要な部分を削除することで、プライバシーの保証を高められると考えている。18−24カ月という期間は、検索エンジンのユーザー情報の保持期間について言及している世界の様々な法律の条件を満たすように設定されたもの。

 当局がグーグルが削除する前に個人情報を調査するか、あるいは、新たに設けられる今回の制限期間を超えてデータを保持させるために法的な行動を取る可能性は依然として残る。しかし、グーグルの追加的な予防手段は大手インターネット検索エンジンが初めて個人のインターネット利用履歴の詳細なデータの保存期間を明確に公表したものとして注目に値する。 グーグルは依然としてユーザーに関する情報を保持するが、今回の変更によって、企業や政府機関、その他の団体が特定の検索要求を行ったユーザーを特定できる可能性が低減されると見られる。

 プライバシーの専門家はグーグルの発表が、正しい方向への大きなステップであるとして歓迎している。民主主義と技術のためのセンター(CDT)副所長のAri Schwartz氏は「これは非常に前向きな発展だ」「われわれが何年間も提唱してきたことだ」と語った。

 グーグルがプライバシー基準の強化を進めている背景には、1年前に、ユーザー情報の管理をめぐる闘争に巻き込まれたことがある。昨年、米司法省はインターネット上のポルノに関する訴訟の証拠として、検索リクエストのリストの提出をインターネット検索大手に命じた。ヤフー、マイクロソフトのMSN、AOLは要求に一部応じたが、グーグルはユーザーのプライバシー保護を理由として従わなかった。連邦裁判所の判事はグーグルに対し、検索インデックスに含まれるウェブアドレスのサンプルを提出するように命じたが、同社は政府に求められた検索リクエストを明らかにする必要はないとの判決を下した。

 グーグルや競合企業は、ユーザーに関する情報を保存することで、検索結果の関連性を高めることにつながる、ユーザーに対しての学習を高めることができると述べている。また、グーグルは、個人情報の一部を削除することで、以前と比べて一部のサービスの改善効果が低下する可能性があると指摘しているが、プライバシーが高められることで得られる利益のほうが大きいとの見解を明らかにした。

 プライバシー保護の新たな措置によってグーグルへの信頼感が向上し、検索エンジン市場でのリードを広げる要因となる可能性もある。

○投票 ×投票
Powered by newsing
*この記事はAP通信との契約で財経新聞社が日本向けに翻訳・編集したものです。翻訳・編集責任は財経新聞社にあります。AP通信はコンテンツの誤謬及び遅延、コンテンツに依拠してなされたすべての行動に関して一切責任がないものとします。Copyright 2006 The Associated Press. All rights reserved.

 

最新記事テクノロジー最新記事

PR

この記事のトラックバック(0)

  • この記事のトラックバックURL(承認制のため、掲載されるまでしばらく時間がかかります。) :
求人検索サービス提供中
Webサービス
arr [リリース掲載・配信] 900媒体以上へリリース配信
arr [ネットショップ] 0円から開業の安心ネットショップ
arr [ホームページ制作] 見積無料、中小企業のHP制作
arr [テンプレート] 美しいHPテンプレートの格安販売
メールマガジン配信中
人気TOP10ニュース
 
track feed なかのひと