英インフレ率の急低下、デフレリスクではない=マイルズ中銀委員

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ロンドン橋をわたる人々

ロンドン橋をわたる人々。2013年8月7日撮影。

ロイター

 イングランド銀行(英中央銀行、BOE)金融政策委員会(MPC)のマイルズ委員は、英インフレ率が急低下していることについて、デフレリスクではないと表明したうえで、景気を刺激するためにこれ以上の措置を講じる必要はない、との見方を示した。日曜紙のコラムで述べた。

 マイルズ委員は、サンデー・テレグラフ紙で、インフレ率が急低下したことで金融政策の緩和が必要だとする一部議論について「私は懐疑的にみている」と述べた。食品や燃料が値下がりすれば、家計は債務を返済しやすくなるため、消費を先送りするとは考えにくいとしている。

 その一方で「金融政策をより正常な状態に戻すというプロセスを、あわてて開始する必要性はない、ということは言える」とも指摘した。

 11月の英消費者物価指数(CPI)は前年比1.0%上昇と約12年ぶりの低い伸びにとどまり、向こう数カ月に一段と鈍化するとみられている。市場では、英中銀は少なくとも2015年後半ごろまでは、政策金利を過去最低の0.5%に据え置くとの見方が強まっている。

 マイルズ委員は、残りの任期中に利上げに賛成票を投じることはないかもしれないと指摘。同委員の任期は来年8月に切れる。