黒髪のプリンセスも!アップルの絵文字が多人種に対応へ

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アップルの「iPhone(アイフォーン)6」と「アイフォーン6プラス」

アップルの「iPhone(アイフォーン)6」と「アイフォーン6プラス」

ロイター

アップルの絵文字で、人種の多様性が表現されるようになる。同社はiPhoneユーザーがサンタクロースやお姫様のようなおなじみのキャラクターの絵文字で、異なる肌のトーンを選択することができるよう開発中だ。親指を立てる「いいね」マークなどでも肌色を選択できるようにしている。アップルのオペレーティングシステム(OS)iOSとOS Xの最新版がリリースされるときに、そのような肌色多様な絵文字もリリースされると見られている。
 
アップルは、2014年に200以上の新しい絵文字をリリースした後、そのどれもが白人の肌の色だったことで批判を受けた。ソーシャルメディア上では、アップルの絵文字にさまざまな肌のトーンがないことから、アップル社を非難する声が飛び交った。アップル社の広報担当(当時)ケイティ・コットン氏は、「(アップルは)あなた方に同意します。絵文字のキャラクターセットにもっと人種多様性が必要です」と回答していた。ただ、「(アップルの)絵文字は、多様なプラットフォーム間で適切に表示されるため、標準規格ユニコードに基づく必要があります」とし、ユニコード・コンソーシアムと密接に協力しながら規格の更新を目指しているとしていた。
 
一方のユニコード側は、多様性の欠如は、最終的には絵文字の外観の最終決定権を持っているアップルやグーグル、ツイッターなどのサードパーティーの責任であると述べた。開発者側が絵文字の顔の色などを自由に設定できるようになっているのだが、多くの場合は白人の肌色がデフォルト設定になっている。
 
アップルが開発者向けに公開した最新版iOS8.3のベータ版では、顔の絵文字などを選択するとき、黄色人種や黒人の肌色、褐色の肌色など、最大で6種類の肌色を選択できるようにしている。例えば、iPhoneで「プリンセス」の絵文字を長押しすると、6種類のバージョンが現れ、好きなものを選択できるという仕組みだ。
 

 
最新版iOSでは他に、音声認識システムSiri(シリ)が新たな言語にも対応するという。新しく加わる予定なのは、インド英語、ブラジルポルトガル語、ロシア語、スウェーデン語、デンマーク語、トルコ語などとなっている。