コーヒーの新効能:1日3~5杯で心臓発作を防ぐ

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Adrian/flickr

1日3~5杯のコーヒーを飲む人は、心臓発作の原因となる動脈血栓ができにくいという研究結果が明らかになった。
 
 韓国の江北サムスン病院率いる国際的な研究チームが、心臓疾患の兆候がない健康な韓国人の男女およそ2万5千人(平均年齢41歳)に対し、コーヒーの摂取量や運動量、BMI、喫煙や飲酒量、親族に心臓病の人がいたかどうか等を調査したうえで、冠動脈カルシウムスコアを検査した。
 
 冠動脈カルシウム(CAC)スコアとは、動脈硬化や狭小化を引き起こす「冠動脈状硬化症」の可能性を示すもの。動脈硬化などによって血栓が起こりやすくなり、心臓発作や脳卒中をもたらす原因となりうる。
 
 調査の結果、1日3杯から5杯未満のコーヒーを飲むグループが、CACスコアが最も低いことがわかった。1杯から3杯未満がその次に低いスコアだったが、5杯以上のグループではスコアは悪化した。この結果は、年齢や性別、喫煙や飲酒量など他の要因を加味したサブグループにおいても同様だった。
 
 一方、コーヒーを飲むことで心疾患のリスクが高まるとの懸念の声もある。コレステロール値を高めたり、血圧を高める効果があるとされるためだ。しかし、雑誌『ハート』に発表された論文では、「コーヒー消費量とCVD(心血管疾患)リスクとの関連性は、(従来とは)逆になる可能性があります」という。ただし、「我々の研究結果が確証され、コーヒーが冠動脈疾患を予防する効果の生物学的な基礎を確立するために、更なる研究が必要です」とも書かれている。
 
 英国心臓財団(BHF)は、今回の研究が韓国人を対象に調査されたものだったことから、韓国人とは異なるライフスタイルや食生活を持つ人々にまでこの結果を正しいとすることを警告しており、今後のさらなる研究が必要だとしている。英紙ガーディアンが伝えた。