豪レアアースのライナス、日本の支援企業が融資期限延長に合意

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レアアース(希土類)開発の豪ライナス は13日、債務返済が困難になっており、同社にこれまで融資した双日 など日本の支援企業が一部債務の返済期限を最長15カ月間延長することを認めたと明らかにした。

ライナスはマレーシア工場のフル稼働が遅れていることから債務返済が難しくなっており、過去6カ月間に新株発行で8300万豪ドル(6400万米ドル)を調達し、双日および石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と債務の返済繰り延べを交渉することを余儀なくされた。

アマンダ・ラケイズ最高経営責任者(CEO)はロイターとの電話インタビューで、「(日本の支援企業が)猶予を与えてくれる理由は、われわれが正しい取り組みを、正しい順番で行っており、今後正しい結果を出すとみているからだ」との見解を示した。

中国以外でレアアースを生産するのは同社を含め2社だけ。

双日とJOGMECは今年の3月と6月に期限を迎える各1500万ドルの債務の返済期限延長に合意したため、ライナスは2016年6月に1億3500万ドルを返済する必要がある。日本の2社に対する債務は2億0500万ドルで、これとは別に米ヘッジファンドのマウント・ケレット向けに発行した転換社債2億2500万ドルの返済が予定されている。

ライナスは、今後、最終返済期限を延長するか、双日に対する債務の借り換えを行い、マウント・ケレットとは社債の条件を再交渉する必要があると想定していると明らかにした。

同社が発表した2014年7─12月の決算は、純損失が1億0350万豪ドルと、前年同期から赤字額がほぼ倍増した。コスト増とレアアース価格の下落、豪ドル安が響いた。ただ、売上高は6500万豪ドルと、4倍以上に増えた。