東芝出資のニュージェン、原発新設に向け英で用地取得

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英国の原発事業会社ニュージェンは14日、英原子力廃止措置機関(NDA)から西カンブリア地方ムーアサイドの土地を取得する契約を締結したことを明らかにした。懸案となっている北西イングランドでの原発開発プロジェクトは、実現に一歩近づいた。

ニュージェンは東芝 とフランスのエネルギー大手エンジー (旧GDFスエズ)の合弁会社で、西カンブリアのセラフィールドにある核施設に隣接した土地に原子炉3基を新設する計画。これで英国の電力需要の約7%に対応し、最大2万1000人の雇用を創出すると見込んでいる。

ニュージェンは具体的な金額を明らかにしていないものの、トム・サムソン最高経営責任者(CEO)は土地取得が「大きな通過点」になったと述べた。

これより前にニュージェンは、ムーアサイドの原発新設プロジェクトについて、2018年に投資を最終決定し、24年に3基のうち1基を稼働する意向を明らかにしている。 英政府は昨年末、プロジェクトへの融資を推進するため同社に財務保証を提供することで暫定合意したが、金額については具体的に言及しなかった。

英国は老朽化した原発が新設の原発に置き換えられることを期待しており、既に同国南部に建設予定の原発(総工費160億ポンド、約250億ドル)について融資保証を与えている。