イラン核協議の合意、ボーイングとエアバスに商機

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ボーイング787型機

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ロイター

イランと欧米など関係6カ国が、核問題の協議で最終合意したことを受け、今後ボーイング とエアバス がイランに航空機を売り込むチャンスが生まれた、と期待されている。

英コンサルティング会社アセンド・フライトグローバルによると、イランの航空各社が保有する航空機は購入から平均で23年が経過しており、老朽化が進んでいる。ボーイングはイランでの商機を見込んでいる、と明らかにした。

イランと欧米諸国の業界関係者は、今後10年のイランの航空機需要は400機で、総額200億ドル相当になると推計。

ベルリンに拠点を置くドイツ近隣諸国と中東地域などが対象のシンクタンク、German Near and Middle East Associationの代表、ヘレン・ラング氏は、今回の合意がエアバスとボーイングに大きなビジネスチャンスをもたらす、との見方を示した。

一方、慎重な見方もある。ティール・グループのアナリスト、リチャード・アボラフィア氏は、イランの航空機買い替えは時間がかかる、と指摘。「制裁解除はすぐには規制緩和にはつながらない」と述べ、イランの航空各社はボーイングやエアバスから新しい航空機を購入する前にまず航空機リースや中古品購入を選択する可能性が高い、との見方を示した。