中国が「2人っ子政策」を計画か、高齢化社会に直面

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中国の子どもたち
中国の子どもたち ロイター

高齢化社会に頭を悩ませる中国は、長年つづいた一人っ子政策をまもなく和らげる方針だ。

中国の国民健康・家族計画委員会が、おそらく年末までに「2人っ子政策」を発表するだろうと関係筋が明かした、とサウスチャイナ・モーニング・ポストが報じた。

この動きは、高齢者の割合が増え、労働力が減少する高齢化社会への懸念から生じている。報告によると、中国の60歳以上の人口の割合は、2010年には13.3%だったが、2014年には15.5%に増えた。

「より早く政策を変更すれば、より多くの女性が第2子を持つことができるようになるでしょう。しかし、中国は2年前に一人っ子政策を緩和しましたが、第2子の数はさほど増えませんでした」と復旦大学の人口統計学者、漣元教授は述べた。

2013年末に、夫婦のどちらかが一人っ子であれば、第2子をもうけることを許すという新たな施策が発表された。しかしその後も、中国の出生率は低いままだった。

また、安定した人口増加を支えるのに必要な出生率は2.1だが、現在の中国での出生率は1.4にとどまっており、失望を誘っている。

厳しい家族計画のルールは、1970年代後半に与党・共産党によって課された。中国の人口増加を制限するため、ほとんどの夫婦が子ども1人だけを生むように強制したのだ。この厳しいルールに対し批判も巻き起こったが、当局は、この法律が中国の繁栄の大きな要因だと主張していた。

中国当局は、家族計画法が「揺らぐことのない基本的な国家戦略」だと宣言していた。

*この記事は、英国版International Business Times の記事を日本向けに抄訳したものです。
(原文:Maria Khan記者「China: Two-child policy planned to tackle greying population」)