EUの高額報酬銀行員、13年に減少=欧州銀行監督機構

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ロイター

年間報酬が100万ユーロ(約1億3300万円)以上だった欧州連合(EU)域内の銀行員の数が2013年に減少に転じたことが、EUの銀行監督当局を統括する欧州銀行監督機構(EBA)が7日発表した調査結果で明らかになった。EUは域内の銀行員の賞与に上限を設けることを決めているが、その影響がはっきり表れる前に高額報酬を得た銀行員の数が減った形だ。

EBAによる銀行員報酬調査結果によると、13年に報酬(賞与含む)が100万ユーロ以上だったEUの銀行員は3178人で、12年の3530人を下回った。EUの銀行の3分の2はロンドンを拠点としているため、高額報酬者の減少は為替レートの変動が一因だとEBAは説明している。

年末に発表される予定の14年の報酬調査結果では、賞与の固定給に対する平均比率が低下し、賞与上限規制の完全な影響が浮き彫りになる見込みだという。

年間給与を賞与の上限とする新規制は昨年の支給分から適用される。株主の承認があれば年間給与の2倍に引き上げることは可能だ。

EBAによると、銀行で要職にある高額報酬者「特定行員」の、13年賞与の固定給に対する平均比率は104.27%。12年の108.74%、10年の204.76%から低下したが、一部の銀行ではまだ200%以上の水準だった。

EUの全銀行員のうち、高額報酬者の割合は0.106%にとどまった。