チリ地震死者11人に、岩手で70センチの津波観測

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地震が襲ったチリのコキンボ
地震が襲ったチリのコキンボ Getty Images

チリで16日に起きたマグニチュード(M)8.3の地震で、死者は11人に上り、約100万人が避難している。最大4.5メートルの津波を観測した北部の港町コキンボでは非常事態宣言が出された。

コキンボでは、大型の漁船が道路まで押し流されたほか、がれきが散乱している。コキンボ南郊のトンゴイに住む女性(79)は「すべてを失った。ひどい災難だ」と肩を落とした。

チリ政府によると、約180戸の家屋が損壊、8万7600人が停電の影響を受け、9000人が飲料水を飲めない状況となっている。

数百人が死亡した2010年の大地震を教訓に今回、チリ政府は沿岸部に避難命令を早期に発令。バチェレ大統領は「地震の規模を考えると、不運にも犠牲者は出たがそこまで多くない。国民の協力に感謝したい」と語った。

一方、気象庁によると、北海道から四国の太平洋沿岸などに18日、チリ地震による津波が到達。岩手県・久慈港で最大70センチを観測した。