増益企業の割合が過去最低、悪いデフレに=中国版ベージュブック

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中国の人民元

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ロイター

民間調査のチャイナ・ベージュブック・インターナショナル(CBB)の第4・四半期調査では、増益を回答した中国企業の割合が過去最低となるなど、企業部門全体に広がる弱さが示された。

政府が今月発表した経済活動の統計は予想以上に力強い内容だったが、CBBの調査は政府統計の信ぴょう性に疑問を投げかける結果となった。

報告をまとめたレランド・ミラー、クレイズ・チャーニー両氏は、「政府は景気減速が一段と進んたことを公式に認めたくない可能性がある。ただ、国内大手企業による報告を隠すのは難しいだろう」と指摘した。

CBBが2100社余りに実施した第4・四半期調査によると、中国企業の売上高、取引量、生産量、価格、利益、雇用、借り入れ、設備投資がすべて前四半期を下回り、中国経済の不透明感をさらに強くした。

調査開始以来初めて、調査した全セクターの第4・四半期の業績が前四半期を下回った。

雇用の伸びは4年ぶり低水準となり、労働力の獲得が難しくなっているにもかかわらず、賃金の伸びは鈍化した。投入価格と販売価格は過去最低を記録。報告書は「企業は初めて、真の悪いデフレに直面したようだ」と指摘した。

借り入れを行っていると回答した企業はわずか14%と、こちらも過去最低となった。

報告書は、借り入れと支出に対する企業の関心が低下し続けていることは、政府の景気刺激策への条件反射的な対応が見直されたことを示している、とした。