米国株式市場は大幅下落、中国株急落などでダウ一時467ドル安

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NY証券取引所にて

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ロイター

米国株式市場は、中国株の急落で世界的な景気減速への懸念が強まり、大幅に下落した。4日の中国株式市場は、12月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の悪化を受けて主要指数が7%下落。この日から導入されたサーキットブレーカーが発動された。

中国人民銀行(中央銀行)が人民元の対ドル基準値を4年半ぶりの元安水準に設定したことも投資家の不安をあおった。

さらに、12月米ISM製造業景気指数の予想外の悪化も相場の重しになった。

ジョーンズトレーディングのチーフ・マーケット・ストラテジスト、マイケル・オルーク氏は「海外市場が動揺し、米市場の地合いを決める形になった」と指摘。当面は海外でマイナス材料が残るとの見方を示した。

ダウ平均は下げ幅が一時467ドルに達したが、引けにかけて下げ渋った。

S&P500種はセクター別10種が全て下落。ナスダックではバイオテクノロジー株指数が3.2%下げた。

個別銘柄ではオンライン小売りのアマゾン(AMZN.O)が5.8%下落し、ナスダックの下げを主導した。

電気自動車(EV)のテスラ・モーターズSLA.Oは6.9%急落。2015年第4・四半期の納車台数は1万7400台で、同社予想レンジの下限近くにとどまると発表したことが嫌われた。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では下げ2127で上げ977(2.18対1)、ナスダックは下げ2202で上げ652(3.38対1)だった。

米取引所の合算出来高は約85億株で、直近20営業日の平均である72億株を上回った。