アップルのロック解除問題、米連邦判事は技術上の詳細に関心

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アップルのiPhone

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ロイター

米アップル(AAPL.O)がカリフォルニア州サンバーナディーノで発生した銃乱射事件の犯人が所持していた携帯のロック解除を拒否している問題で、米政府への協力を先週命じた連邦裁判所のシェリ・ピム判事は、協力要請に含まれる技術内容について詳しい聞き取りを行いたい考えを示した。

米連邦捜査局(FBI)は、銃撃を実行したサイード・ファルーク容疑者の「iPhone(アイフォーン)」のロックを解除するよう要請したが、アップルはセキュリティの観点から拒んでいる。

ピム判事は弁護士らとの先週の電話会議で、アップルが法的な主張とともに、この件に関わる「技術的な問題」を提示する十分な時間を与えられるべきだと述べた。

ロイターは裁判所から30分弱の会議の録音音声を入手した。ピム判事が命令を出した2日後に開かれ、裁判手続きの詳細や日程などが話し合われた。この中で、検察側は判事とアップルの弁護士に対し、政府が命令の強制執行を申し立てる意向であることを告げた。

ピム判事はその必要があるのかと疑問を示し、「いま出している命令には既に強制力がある」と指摘した。

これに対し、ウィルキソン連邦検事補は、アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)が命令に応じないと明言しているため、この措置が必要になると述べた。アップルの弁護士セオドア・ブトラス氏は政府の申し立ては「極めて異例」で「不適切」だとし、判事にこれを禁じるよう求めた。検察は19日に命令の強制執行を申し立てた。

米司法省とアップルはいずれもコメントを控えている。

アップルは26日に最初の法的な主張を行う予定。ピム判事は来月この問題で聴聞を予定している。