米アマゾン「男女従業員の賃金は平等」、自社調査を公表

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アマゾン・ドット・コム

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ロイター

米インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コム(AMZN.O)は23日、最近実施した自社調査の結果、女性従業員の賃金が男性従業員とほぼ同等であることが分かったと発表した。

米企業に対しては、男女の賃金格差を批判する声が高まっており、特に男性優位の傾向が強いとされるハイテク企業はその矢面に立っている。アマゾンも物言う株主から、賃金の平等に関する方針を公表するよう、圧力を受けていた。

アマゾンの株主で、投資会社ボールドウィン・ブラザーズ傘下のアルジュナ・キャピタルは、アマゾンの発表を受けて当初の提案を取り下げた。

同社の株主関連部門責任者のナターシャ・ラム氏は「男女間の賃金の公平性に関する投資家の懸念を受けて、アマゾンが対応に動いたことを嬉しく思う」と述べた。その上で、賃金の格差是正に向けた方針と目標に関し、さらなる報告を行うよう求めた。

アマゾンの推計によると、昨年7月時点で全世界の従業員の39%が女性、管理職では女性の比率は24%。同一労働の従業員の基本給と株式報酬を合わせた賃金の調査では、男性の賃金1ドルにつき女性は99.9セントだった。

また、同一の職種で、白人の従業員の賃金1ドル(100セント)につき、マイノリティーの従業員の賃金は100.1セントだった。

調査は米国であらゆるレベルの組織に属するアマゾン従業員を対象に、外部の労働経済学者が実施した。

アマゾンは声明で「当然、年によって多少の変動はあるだろうが、アマゾンは報酬を公正かつ公平に維持することに努めている」とした。