スイス警察がUEFA本部捜索、「パナマ文書」疑惑で

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スイス警察は6日、国際サッカー連盟(FIFA)の新会長に就任したジャンニ・インファンティノ氏が欧州サッカー連盟(UEFA)在職時にアルゼンチン人ビジネスマン2人と交わした契約をめぐり、UEFA本部を捜索した。

スイス検察当局は進行中の刑事手続きの一環だとし、「それは放映権の獲得に関連するもので、現時点では特定の人物をターゲットにしたものではない」と説明した。

租税回避地への法人設立を代行するパナマの法律事務所の金融取引に関する過去40年分の内部文書、いわゆる「パナマ文書」の中にインファンティノ氏がビジネスマン2人と南米で欧州チャンピオンズリーグ(CL)の放映権を売却する契約書にサインしていたとする書類が含まれていた。その放映権はただちに3倍の値段でエクアドルの放送局に売却された疑いが持たれている。

一方、インファンティノ氏は声明で捜査を歓迎。UEFAはインファンティノ氏について、ビジネスマン2人と契約を結んだUEFA関係者の1人であることを明かしたが、UEFAにもインファンティノ氏にも不正はないと主張した。

問題となっているビジネスマン2人との契約については、UEFAが認めた一般競争入札で最高額が提示されたため締結されたとして、不透明性はないと説明している。ビジネスマン2人はFIFAの汚職スキャンダルに関連して米国で起訴されている。

3倍の値段で売却された契約については全く関知していないと語り、書類はすべて警察に提供していると話した。