スイス軍 規模縮小でも国民を守りきれるのか?

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先月ベルギー・ブリュッセルで起きた連続爆破テロ事件を受けて、国民を守る軍隊の役割と能力がスイスでも再び問われている。現在スイス軍は組織改革が進められており、規模の縮小が計画されている。だがそれでも、災害やテロの脅威から国内の主要施設を守ることができるのだろうか。

スイス軍は規模が縮小される一方で、今後4年間の予算は増額される。予備役兵(予備軍)を14万人から10万人に削減し、より先鋭で迅速に召集できる部隊の編成を目標に掲げている。

軍隊の基礎訓練は、現在の21週間から18週間に短縮され、その後は再訓練が3週間ずつ2回、計6週間行われる。また、軍事施設も縮小される。空軍基地3カ所、訓練基地7カ所、そして数十カ所の射撃訓練場が閉鎖される予定だ。

スイス軍の規模や資金については議会でも激しく議論が交わされ、特に左派政党はこれまで軍隊の縮小を求めてきた。下院は予算に関する法案を議会に掛ける寸前だったが、拘束力が無さ過ぎると判断された。そのため改革は当初計画されていた2017年ではなく、18年初頭に実施される予定だ。

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