OPEC、6月の総会で増産凍結協議=サウジアラビア石油省顧問

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原油掘削施設

原油掘削施設。

ロイター

サウジアラビア石油資源鉱物省で顧問を務めるムハンナ氏は21日、石油輸出国機構(OPEC)が6月の次回総会で増産凍結を協議すると述べた。パリで開かれている石油関連の会合で話した。

カタールのドーハで開かれたOPECと非加盟国による協議は失敗に終わったが、原油価格下支え策に向けた合意の可能性を残した。

増産凍結は2月から協議されており、原油価格は1月につけた約12年ぶりの安値から持ち直している。ただ17日のドーハでの会合はサウジアラビアがイランの参加が不可欠との立場を曲げなかったことで決裂し、原油値下がり懸念が再浮上した。

ムハンナ氏は「何も合意事項はないが、将来の協力のためのドアはまだ開かれている。6月の次回OPEC総会で、さらなる協議が必ずや行われるだろう」と述べた。

ムハンナ氏と同じパリの会合に参加したOPECのバドリ事務局長は、6月の総会で一部の国の大臣が増産凍結を持ち出すかもしれないと述べた。ただ、事務局が用意している議題には含まれていないとした。総会は6月2日に開催される。

ナイジェリアの石油相はロイター通信の取材に対し、5月末までにサウジアラビアやイラン、その他の産油国と協議するとし、6月の合意を望むと話した。

バドリ事務局長は「ドーハで行われた協議での合意の有無とは関係なく、相場は転換している」と述べる。「需要が供給を上回るかもしれない。原油相場は2017年までに転換し、ポジティブになるだろう」と加えた。

ムハンナ氏は、市場圧力を背景に生産は減少するだろうとし「今年後半には最大日量100万バレルの供給が減るかもしれない。減少は来年も続くだろう」と述べた。