「保守も革新もフェイスブックの大切な一部」――民主党寄りの批判を受け、ザッカーバーグCEO語る

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ザッカーバーグのフェイスブック
フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOは、18日、共和党員らと会い、自分のFBに「あらゆる考え方を発表できる場になるようにとFBを作った。我々のコミュニティが成功かどうかは、皆が自分の好きなことをシェアしてハッピーでいられるかどうかにかかっている。政治的な内容を制限したり、誰かが自分にとって大切なことを見るのを妨げたりすることは、我々のビジネスにも使命にもそぐわない」と書き込んだ。 フェイスブック

フェイスブックのニュース配信システムが民主党寄りであるという批判を受け、18日、同社のマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg ) CEOは共和党議員らと面会し、その後声明を発表したが、懸念を払しょくするために何かするかについては言明を避けた。

「シリコンバレーは民主党寄りだという噂がある。しかし、フェイスブックにはあらゆる背景を持ち、革新から保守、そしてその中間まで様々なイデオロギーを持つ16億人以上の人が参加している」と同氏は自分のフェイスブックに書き込んだ。

ニュースソースとしての重要性が高まるなか、フェイスブックがユーザーのページにどのようにニュースを提供するかについて注目を集めるようになった。2014年には、どんなニュースが好意的な反応を引き出すのか、あるいはそうでないのかを調べるため、70万のユーザーにニュースを選択・配信するアルゴリズムを微調整した。同社の広告収入にも直結すると思われるからだ。

フェイスブックのライブ動画を使えばネットの視聴が増えると、今日のデジタルメディアは先を争って参加しつつある。

「保守と革新はいつも、フェイスブックの大切な部分だった。政治的な内容を抑制したり、誰かが自分にとって重要なことを見るのを妨げたりしても意味はない」とザッカーバーグ氏は指摘している。

ユーザーのプロフィールにどのようにニュースを配信するかや、「わが社製品の一体性の保持」について、多くの保守層は信頼を置いていない、とザッカーバーグ氏は認めた。

ソーシャルメディア上では共和党大統領候補のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が最も多くのファンを獲得しており、メディアの中ではフォックスニュースが最も密にFBユーザーとのやり取りを行っている、とハーバードを中退した32歳のユーザーは指摘した。

ザッカーバーグ氏が会見したのは、前ホワイトハウス報道官や政治評論家のダナ・ペリーノ(Dana Perino)氏、保守系シンクタンクのアメリカン・エンタープライズ研究所のアーサー・ブルックス(Arthur Brooks)所長、トランプ氏の顧問バリー・ベネット(Barry Bennett)氏、パーソナリティのグレン・ベック(Glen n Beck)氏を含む共和党高官グループだ。

この会合は、フェイスブックがユーザーの「トレンド」欄に表示するニュースの選定を自ら雇った業者に行わせていると、先週、IT情報サイト「ギズモード」が報じたことから行われた。一般に、こうした話題は政治的に中立なアルゴリズムに基づいて選択されていると考えられているが、こうした以前のフェイスブックの請負業者は保守系の話題を抑制していたと主張している。

*この記事は、米国版International Business Timesの記事を日本向けに抄訳したものです。(原文記事:Angello Young記者「Mark Zuckerberg: ‘Conservatives And Republicans Have Always Been An Important Part Of Facebook’」)