「肥満改善には脂質摂取を」、英研究団体の報告が物議

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morguefile/puravida

専門家から成る英肥満・健康関連2団体が23日、低脂肪の食事は肥満問題をかえって悪化させており、これを推奨することで健康に致命的な悪影響がもたらされているとの報告を発表した。報告は「脂質を食べても太らない」と明言している。

国の指針では、低脂肪の牛乳や乳製品が推奨されるとともに、塩分、脂質、砂糖の含有量が多い食品や飲料は少量の摂取にとどめるべきと勧告されている。

これに対し英国肥満フォーラム(NOF)とパブリックヘルス・コラボレーティブ(PHC)の報告は、肥満と2型糖尿病を改善するには「脂質を取り、炭水化物の摂取を抑制し、間食を避けるべき」と助言している。特に間食が肥満の原因とし、国の指針の「抜本的な見直し」を求めた。

一方、他の栄養専門家らは、根拠の選択が恣意的と指摘。「肥満は指針にではなく、指針が守られていないことに起因している」との意見や、脂質を取るかどうかなど単一の栄養素に焦点を合わせると「誤解を招く」恐れがあるなどの反論が出ている。