治療が難しい糖尿病に希望
糖尿病患者の治療に、鼻の神経細胞移植が有効だという。10日の東京新聞が報じた。
糖尿病は血糖値を下げるために必要なインスリンをすい臓が十分に分泌できなくなることで発症する。
治療には、食事療法の他、定期的なインスリン注射が行われる。重度になるとすい臓細胞の移植が有効だが、ドナーが不足しており移植は難しい。
脳や鼻の細胞がインスリンを分泌?
今回、産業技術総合研究所が行った発表では、ラットの鼻などから取り出した神経幹細胞にインスリンを分泌する遺伝子があることを発見したという。
この遺伝子を体外で2週間培養し、ラットのすい臓に戻したところ、7週間後には血糖値が半分以下になった。
鼻の神経細胞は、ヒトでも簡単に採取できる。将来的にはこれをすい臓に移植して糖尿病が治療できるのでは、と期待されている。
(Photo: morguefile/anitapatterson)
鼻で糖尿病治療
