稲葉八重子 | 2012年1月8日 18時24分 更新

自転車は歩道で一方通行―神奈川・相模原で初の社会実験

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 歩道を走る自転車と歩行者の接触事故を防ごうと、神奈川県警は10日から、歩道で自転車を一方通行に規制する社会実験を相模原市中央区で実施する。東日本大震災では、首都圏でも交通機関がマヒし、通勤・通学に自転車を利用する人が増加しているため、歩道の安全対策を強化する。

歩道を走る自転車と歩行者の接触事故は毎年起きている

 実験は1月31日までの予定で行われる。JR相模原駅への通勤・通学路となっている相模原消防署前の市道約460メートルの区間で、午前7~9時の2時間は歩道の車道側を自転車用通行部分にする。期間中は一方通行を示す標識を設置し、自転車は自動車ど同じ左側通行になるよう規制する。

 自転車の一方通行規制は全国初となり、検証結果をもとに、他の道路での規制も検討する。なお今回は実験のため、罰則は適用されない。

 警察庁は自転車の接触事故を防ぐため、自転車道の整備を進めている。昨年10月には自転車の原則車道走行を促すため、幅3メートル未満の歩道の走行を原則禁止する方向で検討するよう指示した。一方で、首都圏では十分な道幅を確保できない場所も残る。

 神奈川県警交通規制課は広さのある歩道について、自転車同士や歩行者の衝突の危険を減らすため、有効な規制を検討したいとしている。実験では周辺住民にアンケートも行う。

 東日本大震災以降、神奈川県内の自転車利用者は急増し、昨年4月に県内で防犯登録された自転車は前年同月より約2万4,000台増の約8万7,600台だった。また、昨年県内で自転車が絡んだ事故は9,434件に上り、自転車対歩行者は252件だった。県警によると、今後の事故増加を懸念し、実験に踏み切ったという。

  

  

写真素材 足成
歩道を走る自転車と歩行者の接触事故は毎年起きている


IBTimes

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