稲葉八重子 | 2012年1月16日 12時10分 更新
和歌山の魅力を国内外へ―観光振興に戦略様々
世界遺産の熊野古道がある和歌山県の観光振興の取り組みが、成果を見せている。修学旅行などの誘致に力を入れており、2011年度の来県は26校に達した。
和歌山県は2005年度から、観光活性化の一環として小中高校生の修学旅行に焦点を当て、首都圏や大阪などの教育関係者らを対象にセミナーを開いてきた。「ほんまもん体験」 と銘打ち、熊野古道ウオークをはじめシーカヤックでの無人島探検、梅干し作り、農家での「民泊」など、和歌山の自然や農業などを生かした体験型プログラムを提供してきた。
1年目の05年度は来県が1校だったものの、翌年からは右肩上がり増えて10年度には20校になった。今年度は東日本大震災の影響で、行き先を和歌山県内に変更したことなどもあり、過去最高の26校となった。
また、仁坂吉伸知事は13日、東京都内で開かれた旅行代理店「東武トラベル」主催の全国支店長会議に出席し、修学旅行誘致のために異例のトップセールスを行なった。スライドを用いて熊野古道や高野山などの人気スポット、食について説明した知事は、大きな被害を受けた昨年の台風12号について、観光バスの走行にも問題ないとして復旧を強調した。
一方、和歌山県田辺市熊野ツーリズムビューローは今月27〜29日、外国人を対象に農家民泊や農作業体験をするモニターツアーを行う。日本の風土を肌で感じてもらおうと企画したもので、昨年12月にインターネットや外国人向けの雑誌で募集したところ、応募が殺到してすぐに定員を超えたという。
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