2012年1月27日 14時45分 更新

オムロン、今期営業利益予想を19.5%下方修正

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 オムロン(6645.OS)は27日、2012年3月期の連結営業利益(米国会計基準)予想を、従来の460億円から前年比23.0%減の370億円に下方修正すると発表した。

 中国の金融引き締めや欧州金融不安の影響で、主力の制御機器では「(昨年)12月ぐらいから中国、欧州市場に冷え込みがある」(宮永裕執行役員)とし、1─3月も現地での受注は「厳しいと読まざるを得ない」と述べた。

  同社は東日本震災やタイ洪水を機に、供給責任を果たす上で積み増した在庫を圧縮するため、今期中に生産調整を実施する予定。コスト面での影響などを業績予想に織り込んだ。トムソン・ロイター・エスティメーツによると、アナリスト12人が過去90日間に出した予測の平均値450億円を17.8%下回っている。

 今期の連結売上高予想は、従来の6200億円から前年比0.5%減の6150億円に下方修正した。また、法人税率引き下げに関する法律の成立に伴い、繰延税金資産を53億5000万円取り崩し、当期純利益予想は従来の270億円から前年比47.7%減の140億円に修正。減益に転じる見通し。主力の制御機器部門では今期の売上高見通しを従来の2780億円から前年比1.4%減の2680億円に下方修正した。

 未定としていた期末配当予想は14円(前期実績16円)、年間配当予想は28円(前年実績30円)とした。今期の前提為替レートは、ドル/円で前回公表値の78円を78.4円に、ユーロ/円は109円を108.3円に修正した。

 2011年4―12月の連結営業利益は、前年同期比18.9%減の301億円になった。制御機器事業が新興国市場で堅調に推移し、連結売上高は前年同期比0.3%増の4528億円となったものの、電子部品に用いる銅、銀などの素材価格の高騰や、円高が利益面でマイナスに影響した。

  <景気減速も中国の制御機器事業売上高は前年上回る見通し>

 大阪市内の決算記者会見で、宮永裕執行役員は13年3月期の業績見通しについて「(マクロ経済が)どのぐらいの期間、落ち込むのか、なかなか読み切れない」と述べ、具体的な数値目標の言及は避けた。そのうえで「最低でも増収増益は確保したい」と話した。



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