IPv4アドレスの中央在庫が枯渇

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IPv4アドレスの中央在庫が枯渇

中国のネットカフェにて。

ロイター

 インターネット上で利用されるアドレスを管理するIANA(Internet Assigned Numbers Authority)が3日、最後のIPv4グローバルアドレスを、5つの地域インターネットレジストリ(RIR)に分配した。ついにIPv4グローバルアドレスの中央在庫が枯渇した。

 また地域インターネットレジストリの管理するアドレスも今年9月には枯渇すると予想されている。

 IPアドレスとは簡単に言うとインターネットに接続されたパソコンやiPhoneなどの通信機器1台1台に割り振られた識別番号だ。ウェブサイトにもIPアドレスが割り振られているが、人が覚えやすいようにibtimes.comなどと名前がついている。

 今問題となっているのは、世界中で使われているIPアドレスのバージョン4、IPv4の枯渇だ。枯渇によって起きる問題について、アメリカ地域のIPアドレスを管理するARINのCEOジョン・カラン氏(John Curran)は、「(アドレスにかかわる)人々が自分の役割を果たせば、平常通りだろう」と述べた。

 今後は42億のIPv4アドレスに変わって、次世代のIPv6に移行することになる。現在IPv6をサポートしているのは、ウェブサイトのうち2%ほどとなる。AP通信によるとグーグルやフェイスブックなど、高アクセスを誇るサイトはすでに対応しているという。

 インターネットサービスプロバイダーの手持ちのIPv4アドレスがなくなったときは、ユーザーにIPv6のアドレスを支給しなければならない。問題は、そのようなユーザーにIPv6をサポートしないウェブサイトへどのようにアクセスをさせるかだ。

 IPv4とIPv6は異なる「言語」なので「翻訳機」が必要となる。カラン氏は「翻訳の技術は存在するが、何十万という規模のユーザーにはまだ使われていない」と話した。