サムスン電子、韓国でアップル「iPhone 5」の販売差し止め訴訟へ

2011年9月19日 14時27分 更新
アップルのiPad(左)とサムスン電子のギャラクシータブ。
アップルのiPad(左)とサムスン電子のギャラクシータブ。

 米アップルのスマートフォン「iPhone 5」の発売を前にして、韓国サムスン電子は韓国国内でのiPhone 5販売の差し止めを求め提訴する方針を固めたという。

 コリア・タイムズによると、サムスン電子の関係筋は同社がアップルのiPhone 5をはじめ、アップルのスマートフォンに対し訴訟を起こす計画であると語った。サムスン電子の幹部(匿名希望)は「iPhone 5が(韓国市場に)登場したらすぐ、ワイヤレス技術に関する特許侵害で、サムスン電子はアップルを法廷に引き出す」と述べた。

 サムスンの同幹部はさらに、「アップルがモバイル通信技術を使い続ける限り、同社のiブランド製品を我々の特許なしで販売することは不可能となる」と述べ、「我々はアップルとの係争が続く間、同社に対し強い態度を取っていく」とした。

 サムスン電子とアップルは、スマートフォンとタブレットPCの「ギャラクシー」シリーズと、「iPhone」シリーズおよび「iPad」に対する特許侵害問題で、各国で係争を続けている。現在、日本やフランス、米国などで提訴されており、オランダでは「ギャラクシーS」「ギャラクシーS2」「ギャラクシーエース」の販売が禁止され、ドイツやオーストラリアでは「ギャラクシータブ 10.1」の販売が禁止された。

 サムスン電子幹部が述べた同社の方針が正しければ、アップルとの係争問題への同社の対応が、これまでに比べ積極的になったとみられる。ドイツなどでギャラクシーの販売が差し止められたことで、サムスンの戦略が変わったと考えられる。

 アップルの韓国代表、スティーブ・パーク氏はこの件についてコメントを控えている。