NASAの人工衛星、23日にも地球に落下-大きさはバス程度

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NASAの大気観測衛星「UARS」

NASAの大気観測衛星「UARS」

NASA

 米航空宇宙局(NASA)によると、運用を停止した大気観測衛星「UARS」が今月23日前後、地球に落下する見通しであるという。衛星の破片が落下する地点や正確な日時などはまだ予測できない。

 UARSは重さ約6トン、長さ10メートルほどとバス大の大きさの人工衛星。20年前にスペースシャトル「ディスカバリー」で打ち上げられ、高度約580キロの軌道を周回していた。2005年に燃料が底をつき、運用を停止した。

 宇宙ごみとして漂っているUARSは徐々に高度を下げ、現在は高度225-250キロを周回しているという。

 NASAの軌道デブリ研究の引退シニア科学者、ドナルド・ケスラー氏によると、大気観測衛星「UARS」が大気圏に突入する際、その大部分は摩擦熱で燃え尽き、一部が破片として地表面に到達する可能性があるという。同氏は、地上にいる人が人工衛星の破片にぶつかる確率は3,200分の1だと述べた。

 破片が落下する位置などについて、正確な予想は難しい。現在のところ、破片は800キロ四方に散布されるとみられている。