米フェイスブック、5.5億ドルでマイクロソフトから特許を獲得へ―ヤフー対抗策

2012年4月24日 07時17分 更新
フェイスブックのザッカーバーグCEO
フェイスブックのザッカーバーグCEO

 米ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)大手のフェイスブック(Facebook)は23日、米ソフトウェア大手マイクロソフトに5億5000万ドル(約450億円)を支払い、同社がAOLから買い取った990件の特許の一部を獲得すると明らかにした

 フェイスブックに出資しているマイクロソフトは、AOLから買い取った特許のうち、650件をフェイスブックに譲渡する。また残りの特許についても、フェイスブックに使用許可を与えるという。

 両社の協力関係は2007年、マイクロソフトがフェイスブックに2億4000万ドルを出資したことに始まる。この出資時に、マイクロソフトはフェイスブック全株式のうち1.6%を取得した。この株式の価値は、フェイスブックが新規株式公開(IPO)を行うと、取得時よりも高まるとみられている。

 フェイスブックは23日、上場申請先はニューヨーク証券取引所でなく、ハイテク株の多いナスダックを選んだと発表。ティッカーシンボルは「FB」で申請した。

 また、月間のフェイスブック利用者数が9億人を初めて超えたことも明らかにした。昨年末時の発表(8億4500万人)から、約5600万人増加している。

 同時に発表された第1四半期(1-3月期)の売上高は、前年同期比45%増の約10億6000万ドル。しかし前期に比べると、6%減少した。また純利益は、前年同期比12%減の2億500万ドルとなった。

 AOLの特許獲得は、社歴の浅いフェイスブックの特許資産を強化し、ヤフーとの訴訟を有利に進められる可能性がある。ヤフーは3月半ば、フェイスブックが10件の主要な特許を侵害しているとして提訴した。これに対しフェイスブックは、ヤフーが挙げた特許の一部を利用しているが、その権利の侵害はしていないと述べ、4月3日にヤフー側がフェイスブックの有する特許10件を侵害したとして提訴している。