ドルが対ユーロで下落、米住宅価格指数などで=NY市場

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ユーロとドル

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ロイター

 24日終盤のニューヨーク外国為替市場ではドルが対ユーロで下落。S&P/ケース・シラー住宅価格指数が住宅セクター安定化の兆しを示す内容となり、投資家の間でリスク選好が高まった。

 オランダ政府が24日実施した2年・25年債入札が、前日の連立内閣総辞職にも関わらず無難に消化されたこともユーロを支援した。財政再建策をめぐる意見対立を背景に、同国のルッテ首相は23日、辞表を提出した。

 ユーロは今年の大半を1.30―1.35ドルで推移しており、この日もこのレンジを抜けられなかった。一部トレーダーの間では、欧州債務危機がユーロの上値を抑えているとの声が聞かれた。

 ユーロ/ドルは終盤、前日比0.2%高の1.3183ドルとなった。一時1.3218ドルの高値をつけた。

 ドルは対円で0.1%高の81.29円となった。

 対スイスフランでは0.2%下落し、0.9111 スイスフラン。対カナダドルでも0.2%下落し、0.9888カナダドルとなった。

 2月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数は、主要20都市圏の住宅価格動向を示す指数が2011年4月以来10カ月ぶりに上昇した。長引く住宅価格の下落が終わりを迎えつつあるとの期待が強まったとトレーダーは指摘した。

 ウェスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズのシニア・ストラテジスト、カール・シャモッタ氏は「住宅市場下降の勢いが弱まっていることが確認されれば、米個人消費、ひいては世界経済にとって前向きな兆しといえる。低利回りのドルから資金を引き揚げ、高利回りの海外資産に移す動きが広がるだろう」と述べた。