イタリアとスペインの銀行、3月にユーロ圏国債を大量購入

2012年4月30日 07時50分 更新

 欧州中央銀行(ECB)が30日発表した統計で、イタリアとスペインの銀行が3月に大量のユーロ圏国債を購入していたことが分かった。

 金融機関がECBの3年物オペで調達した資金をユーロ圏の国債購入に充てていたことがあらためて浮き彫りとなった。

 今回の統計では、2回目の3年物オペ後の動向が初めて明らかになった。

 統計によると、イタリアの銀行によるユーロ圏国債の保有高は過去最高の237億ユーロ増加し、合計3239億ユーロとなった。

 スペインの銀行による保有高は201億ユーロ増加。増加額は過去最高だった1月の230億ユーロには及ばなかったものの、保有残高は2633億ユーロに積み上がった。

 統計は発行国別の内訳を明らかにしていないが、別のECBの四半期統計では、スペインの銀行がスペイン国債の保有高を大幅に増やしたことが明らかになっている。

 フランスとドイツの銀行によるユーロ圏国債の保有高も増加。ギリシャの銀行の保有高は43億ユーロ減少した。

 ポルトガルの銀行の保有高は5億ユーロ増加、過去最高の317億ユーロとなった。