食中毒の原因は「つけ置き洗い」かも?実はNGな衛生対策

2012年5月17日 20時00分 更新
食中毒の原因は「つけ置き洗い」かも?実はNGな衛生対策
食中毒の原因は「つけ置き洗い」かも?実はNGな衛生対策

 

 湿度が高く、気温も高くなるこの時期。梅雨時に備えて、今から食中毒や衛生面には十分気をつけたいですよね。

 しかし、何気ない日々の行動にも、危険はたくさん潜んでいるのです!

 例えば、カレー鍋など、汚れがこびりついたものを水でつけ置きしておく、というのはよくやりがちな行動ですよね。実はこのような行動はNG!

 菌・カビ等の調査研究している『衛生微生物研究センター』によれば、食後の食器を10時間水につけ置きすると、ブドウ球菌・大腸菌の一種などの菌の数が約7万倍に増殖するとのこと!

 7、8月などの夏場に水を張ったボウルに肉や魚、ごはん、野菜 をそれぞれ1~5グラム入れ、食器とともに室温で10時間放置するという実験を行った結果、食器をつけた水にブドウ球菌や大腸菌の一種などが増え、“キッチンの排水口並み”になったそうです。

 食器にも同じぐらいの菌が付着しているようで、スポンジに洗剤をつけて洗っても、最大で1,000分の1程度にしか菌が減らなかったのだとか。そこで、菌を増やさない・食中毒を起こさないための対策をまとめてみました。

  ■菌を増やさない食中毒対策5つ

 (1)菌が増殖しがちなポジションを認識する

 きれいにしているキッチンでも、細菌やウイルスが少なからず存在すると考えましょう。特に菌が増殖しがちな場所は、小まめに掃除をするなどして注意しましょう。

 ・食器用スポンジ

 ・ふきん

 ・シンク

 ・まな板

 ・冷蔵庫の野菜室

 (2)熱湯消毒する

 まな板や食器の殺菌は、熱湯消毒が効果的。特に、生肉や魚を切ったまな板や包丁は必ず洗って熱湯消毒しましょう。通常通りに洗った後、最後に熱湯をかければOKです。

 また、ふきんやタオルは熱湯で煮沸した後しっかり乾燥させると安心です。

 (3)冷蔵庫での正しい保存法を守る

 冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫はマイナス15℃以下に保ちましょう。また、冷蔵庫や冷凍庫に物を詰めすぎると冷気の循環が悪くなるため、ぎっしり詰め込むのは止めましょう。

 また、冷凍食品は使う分だけ解凍し、冷凍や解凍を繰り返さないことも大切です。

 (4)調理にも気を付ける。

 肉や魚は十分に加熱するのが鉄則! 75℃で1分間の加熱を目安としましょう。温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに食べることを心がけましょう。

 (5)手洗いを徹底する。

 当たり前のことのようですが、この時期は特に気を付けて、小まめに手を洗いましょう。手に細菌やウイルスが付着した状態で食品や食器に触ることはご法度です。

 また、菌は水で洗うだけでは取り除けないので、指の間や爪の中まで、せっけんを使ってきちんと洗うことが大切です!

 梅雨時を清潔に・美しく・健康に乗り切るために、食器のつけ置きはもちろん、食品の保存法などにも今から十分気を付けましょう!

 【参考】

 ※  カビ、微生物の試験・検査 – 衛生微生物研究センター