肉を食べると体臭がきつくなるのは何故?気になる謎を解明

2012年5月29日 14時00分 更新
肉を食べると体臭がきつくなるのは何故?
肉を食べると体臭がきつくなるのは何故?

 

 気温が上がり、汗ばむことも多くなってくると、体臭が気になってきますよね。よく“肉を食べると体臭がきつくなる”と言われます。

 確かに、何となくにおうような気もします。しかし、実際のところはどうなのでしょうか?

 気になる謎を解明すべく、今回は、男女ともにエチケットとしても気にしたい“肉と体臭との意外な関係について”をお伝えしていきます。

  ■肉を食べると汗をかきやすくなる

 肉の主成分はタンパク質。実はタンパク質は汗をかきやすくする効果があるのです。タンパク質の消化には多くのエネルギーが使われています。

 食事をすると、消化するのにカロリーが使われており、これをDIT(食事誘導性熱代謝)といいます。この指数で見ていくと、糖質が約5%、脂質約4%であるのに対し、タンパク質は約30%でおよそ5倍以上!

 それだけ臓器を活発に活動させて、体温を上げ、汗をかきやすくしているようです。つまり、汗がにおいの原因になりやすいため、肉を食べると体臭がきつくなる要因のひとつになる、というわけです。

 ■ 肉が分解される過程でアンモニアが発生する

 そして実は、タンパク質は、体内で分解され、アミノ酸として吸収されるのですが、そのアミノ酸の一部からアンモニアが生成されます。

 アンモニアは肝臓で尿素に作り替えられて、体外に排出されるのが通常のしくみです。

 しかし、肝臓や腎臓の機能が低下すると、アンモニアや尿素が血中に遊離され、呼気や汗の中に分泌されてしまうこともあります。

 また、肝臓や腎臓が健康な状態であっても、便秘などの場合もアンモニア発生の要因のひとつになります。腸管内でも、食事によって運ばれてきたアミノ酸が、腸内細菌によって分解されることで、アンモニアが生成されます。

 血中アンモニアの大部分は、腸管内で小腸の粘膜や大腸菌によって生成されたアンモニア物質と考えられており、便秘などで腸の働きに元気がないと、おならや便で排泄されず、一部が大腸から吸収され、呼気や汗腺から分泌されてしまうことが起こってしまうのです。

 とはいえ、肉を食べない訳にはいきませんよね?

 そんな時の強い味方が、食物繊維です。におい物質も包み込んで体外に排出する働きがあります。肉を食べるときは、付け合わせに食物繊維を意識しておくと良いでしょう。