インタビュー:グリー、米国の陣容500人に拡大へ

2012年6月7日 17時49分 更新
E3のグリーのブース
E3のグリーのブース

 グリー(3632.T)の米子会社、グリー・インターナショナルの青柳直樹・最高経営責任者(CEO)は6日、米ロサンゼルスでロイターのインタビューに応じ「2012年はグローバル展開を本格化する年になる」と述べ、夏までに米国拠点の陣容を500人に拡大して米国の最大商戦期の年末に臨んでいく方針を示した。

 グリーは5―7日の日程で開催されている世界最大のゲーム見本市「E3」に初出展した。コナミ(9766.T)、カプコン(9697.T)、スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684.T)、米エレクトロニック・アーツ(EA)ERTS.Oなど世界大手ソフトメーカーと同規模のブースを構え、多くの来場者を集めた。

 今後の米国市場については、スマートフォンなどモバイル向けのソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)分野での高い成長を見込んでおり「日本でやったように先行者メリットをねらって一気に勝ち抜く」との姿勢を示した。

 一方で、米国市場ではSNS大手の大手フェイスブック(FB.O)とSNSゲーム(ソーシャルゲーム)大手のジンガ(ZNGA.O)が存在感がある。ただ青柳氏は「2社ともモバイル領域が十分ではない」と述べた。特にジンガとはソーシャルゲームの市場で正面衝突する可能性があるが、「フェイス・ブック依存の高い彼らがモバイルに入ってくる前に先行して勝ち切りたい」と語った。

 インタビューの内容は以下のとおり。

 ――E3初出展のねらいと手応えはどうか。

 「5月に世界ブランドを「グリー」に統一した。2012年はグローバル展開の本格化する年で、われわれが本気だという意気込みを示す必要がある。それは世界最大のゲームイベントのE3でブースを構えることが一番いいと判断した」

  「この2日間で、欧米のゲーム開発会社の反応が非常にいい。彼らはグリーが本気でグローバル展開をするか懐疑的だったと思うが、E3のブースの規模は相当に大きいし、人で賑わっていると評価してくれた。ブースの来客は1日目より2日目の方が明らかに多い。昨日の初出店で話題になったようだ。昨年の東京ゲームショウも初出展だったが、すでにユーザーのいる日本と、まったく知名度のない米国では状況が違う。不安があったが、多くの来場があったので払しょくされた思いだ」