将棋ソフトにプロ棋士が連敗、渡辺竜王「現役棋士の3分の1以上に相当する力がある」

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「第2回将棋電王戦」公式サイト

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niwango, inc.

 「第2回将棋電王戦」の第3局が6日、日本将棋連盟の将棋会館で行われ、プロ棋士の船江恒平五段が将棋ソフト「ツツカナ」に敗れた。これで将棋ソフト側の2勝1敗となった。

 報道によると、先手の船江五段が攻め込み、中盤までは有利と見られていたが、そこから将棋ソフト「ツツカナ」が追い込み、終盤に逆転した。

 船江五段は「途中、はっきり良くなったと思いますが、自分という人間の弱さが出てしまいました。ツツカナは最後の粘り強さがすごい」と残念そうに語った。

 将棋ソフト「ツツカナ」の開発者、一丸貴則氏は「時間が切迫し終盤は勝つ気がしなかった」や「まだ実感はないが、勝利の価値は非常に高い」と語っていた。

 第4局は13日、元A級の塚田泰明九段が将棋ソフト「Puella α」と、第5局は20日、A級棋士の三浦八段がGPS将棋と対戦する。

 竜王・棋王・王将のタイトルを持つプロ棋士の渡辺明竜王は、「渡辺明ブログ」の4月6日投稿分「電王戦第3局。」で、「ここまでの3戦で棋士側が2敗したこと、若手の中でも上位に位置する船江五段にも勝ったことから現役棋士約160人の半分(80)、いや3分の1以上(50)に相当する力がある、という見方をせざるを得ない」と厳しい見解を示し、今後については「最終戦でA級棋士の三浦八段が負けるとこの数字がグッと減るのでここは大注目の一戦になります」と語っている。

 ■「第2回将棋電王戦」公式サイト「渡辺明ブログ」4月6日「電王戦第3局。」

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