大和ハウス工業、14年3月期予想は9.4%の営業増益に

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 大和ハウス工業(1925.T)は10日、2014年3月期の連結営業利益が前年比9.4%増の1400億円になるとの見通しを発表した。連結売上高は同19.5%増の2兆4000億円の見通し。株高や低金利を背景に、賃貸住宅、商業施設事業などが好調に推移する見込み。今年1月に買収したゼネコン準大手、フジタの業績も今期から加わり、売上高、営業・当期利益で過去最高となると予想する。年間配当は3円増配の38円を予想する。

 大阪市内で会見した大野直竹社長は、足元の株高傾向について、地主の資産増、投資心理の改善効果をもたらすなど、賃貸住宅事業などに好影響を及ぼすとの見方を示した。一方、消費税増税前後の需要動向などは「慎重な見方をしている」と話した。

 トムソン・ロイター・エスティメーツによると、主要アナリスト9人が過去90日間に出した営業利益予測の平均値は1416億円で、会社予想はこれをやや下回った。

 経常利益は、フジタの買収に伴うのれん償却費用などを見込み、同7.2%減の1350億円、当期利益は同10.1%増の730億円の見通し。フジタの業績の押し上げ効果は売上高で2656億円、営業利益で33億円と予想する。連結子会社化予定のコスモスイニシア(8844.OS)の業績は、現時点では織り込んでいない。

 13年3月期の連結営業利益は12年3月期比11.4%増の1280億円。従来の会社予想は1250億円、主要アナリスト9人が過去90日間に出した営業利益予測の平均値は1291億円だった。連結売上高は同8.6%増の2兆0079億円。賃貸住宅、商業施設、マンション、戸建住宅の各事業での売り上げが増加し、増益につながった。

 経常利益は同34.0%増の1453億円、当期利益は同99.6%増の662億円だった。売上高、営業利益は3期連続、経常・当期利益は4期連続の増加となった。