ディッシュ、スプリント買収でソフトバンクに負ければ会社売却も

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米衛星放送サービス会社ディッシュ・ネットワーク

米衛星放送サービス会社ディッシュ・ネットワーク

ロイター

 米衛星放送サービスのディッシュ・ネットワーク(DISH.O)のアーゲン会長は9日、米携帯電話会社スプリント・ネクステル(S.N)の買収でソフトバンク(9984.T)に負ければ、ディッシュ全体を売却せざるを得なくなる可能性もあると述べた。

 ただ、買収合戦が激化してコストが一段とかさんだ場合、共に買収を行うパートナーを探すか、ディッシュの非中核事業を売却して資金を捻出する可能性もあるとも述べた。

 スプリントは前年10月、ソフトバンクに70%株式を201億ドルで売却することで合意していたが、ディッシュは今年4月、スプリントに対し255億ドルでの買収を提案。買収合戦の様相を呈している。

 アーゲン会長はアナリストとの電話会議で、「スプリント買収が失敗した場合、数多くの選択肢がある」とし、「周波数を売却する可能性がある。ディッシュ全体を売却することも考えられる。また、ワイヤレス事業で他の企業と提携することもあり得る」と述べた。

 ただその上で、スプリントが最も望ましい買収ターゲットだと強調。「われわれの標的はスプリントだ」と語った。

 同会長は、スプリントの買収コストがかさんだ場合に提携する可能性のあるパートナーについては言及しなかった。

 ディッシュはスプリント買収に失敗した場合、Tモバイル(TMUS.N)など他の携帯電話会社とワイヤレス事業で提携する可能性がある。

 しかし、アーゲン会長はスプリントがTモバイルに勝る選択肢だと指摘。規模の面や、スプリントが過半数株を保有するクリアワイヤ(CLWR.O)を通じて保有する周波数の量を理由に挙げた。