30時間働き続けた若い女性が死亡―インドネシア

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長時間働きつづけ、亡くなったミタ・ディランさん

長時間働きつづけ、亡くなったミタ・ディランさん

Twitter/MitaDiran

 若いインドネシア人の女性が、会社で30時間働き続けた日の翌日に倒れ、まもなく亡くなったことが注目を集めている。

 ニューヨーク・デイリーニューズなどによると、24歳のミタ・ディラン(Mita Diran)さんが15日、食事中に突然倒れ、こん睡状態に陥った。それまでの数週間、彼女はあまり睡眠をとらずに働き続け、栄養ドリンクを飲みながら仕事に励んでいたという。彼女は意識を失ってから数時間後に、息を引き取った。

 ディランさんは広告代理店のヤング・アンド・ルビカム(Y&R)でコピーライターとして働いていた。ジャカルタの事務所に勤めた彼女は、よくツイッターに、自分の仕事についてや勤務時間の長さについてつづっていた。

 彼女が亡くなる前日には、「30時間働いた、まだ元気」とツイートしていた。

 ディランさんの父、Yani SyahrialさんはSNS「Path」に、ディランさんが「3日間続けて残業をしていた」ことや、「限界を超えて働いた」ことが彼女の病気の原因となったとつづった。エポック・タイムズが報じた。

 地元紙コンパス(Kompas)によると、ディランさんは脳溢血だったという。脳溢血(または脳出血)は、脳の動脈の一部が破れ、脳内に血液があふれ出る病気だ。原因はさまざまだが、多くの場合は高血圧が原因で発症し、家庭医学館によれば「典型例では日中の活動時におこることが多く、ストレスのかかる会議や興奮時」などをきっかけとして発作が起こるという。激務によるストレスが、彼女を死に至らしめたのだろうか。

 デイリーニューズによると、ディランさんの家族や友達は周囲の人々に、自分の限界を知り、過労に陥らないよう、呼びかけているという。

 Y&Rインドネシアは、フェイスブックでディランさんへのお悔やみを述べている。それによれば、16日のディランさんの葬儀の日には、同社は休業し、彼女の死をいたんだという。しかしコメント欄には、「もし1日休業にしたら、翌日に社員たちは60時間働かないといけないってこと?」や「(ディランさんの)両親がこの会社を訴え、操業停止にすべきだ」など、厳しい意見が多く書き込まれている。