eコマースの大手であるアマゾン・ドット・コム(Amazon.com, Inc.)は2013年、小売業界で大きく躍進した。多くの業態がアマゾンの提供サービスを採用するようになった。
シアトルに本社を置く同社は9日、200万以上のマーケットプレイス業者が10億セット以上を世界で販売し、 商品委託サービスであるアマゾン・フルフィルメントの利用は、1年間で65%成長したと発表した。
1年間に79米ドルで利用可能なアマゾン・プライムという会員サービスが拡大していることに因る。アマゾン・マーケットプレイスの副社長を務めるピーター・ファリシー(Peter Faricy)氏は、「アマゾンの配送サービスを採用している業者は、プライム会員に利用されやすくなります。それによって業者の売上はアップしますし、ユーザーにも便利です」と声明で述べた。
同社は、プライム会員がどれほど収益に貢献しているのか、まだ具体的な数値を明らかにしていない。
アマゾンは、直近の四半期では、プライム登録者が数百万増えたと述べた。しかし、収益性については述べていない。ビジネス・インサイダー(Business Insider)によると、今週初め、最高経営責任者(CEO)のジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)氏は、プライム会員は2,000万人いると述べた。
アマゾンのフルフィルメントは急速に成長した。同社の統計によると、2013年下期には、2009年と2010年を合計したよりも、多く出荷があった。
今年は、米国のホリデーシーズンのセール開始日として知られるサイバーマンデー(Cyber Monday)の利益が特に多かった。2013年の同日、多くのeコマース業界が自身の販売記録を更新した。一方、従来の小売ビジネスは2009年以降、売上不振に苦しんでいる。
2013年にアマゾン経由で、乳液のように小さなものから高さ約4メートルもある鉄製の門までが販売され、185か国以上の買い手の元に届けられた。
アマゾンは2月4日に年間の決算報告をすると予測されている。(まだ正式には日程が確定していない。) 同社は2012年、世界で610億米ドルの収益を達成した。しかし、2013年9月30日に発表された第3四半期の純利益は3,400万米ドルに過ぎなかった。
多くのアナリストが、過去1年で49%も株価が上昇した世界最大のeコーマス業者の業績を強気に予想している。(同社がほとんど利益を出していないと考える懐疑論も一部にはある。)
2日、モーニングスター(Morningstar,Inc.)のアナリストであるハトヴィー(R.J. Hottovy)氏は「アマゾンはかなり広い経済領域の消費者部門を所有しています。小売、デジタル・メディア、およびクラウド・コンピューティング・カテゴリーにおいて、破壊的な存在であり続けるでしょう」と分析している。
しかし、同氏は、「中小企業からウォールマートのような大手まで、競争相手は多いと言えます。また、消費税などのリスクもあるでしょう。そして、いわゆる周辺業務に拡大していくためには、マネジメントが必要となります。アマゾンの将来は不透明です」とも説明する。
アマゾンは最近、クラウドコンピューティングなどを提供するアマゾン・ウェブサービス(AWS)を始めた。それは、9日に明らかにされたように、CBSとの契約も伴っている。また、ハル・ベリー(Halle Berry)やスティーブン・スピルバーグ(Steven Spielberg)も参画するとのこと。さらには、サムスン電子(Samsung Electronics Co., Ltd.)も加わる。
同サービスは、まだ成長過程にあるアマゾン・インスタント・ビデオのビジネスを促進するためのものと言える。現在、アマゾン・インスタント・ビデオは、ネットフリックス(Netflix, Inc.)に出遅れている。
業界のデータによると、アマゾンは、11月後半~12月22日にかけて、既存店売上高の成長率においてイー・ベイ(eBay Inc)を大きく上回った。しかし、急成長のグーグル・ショッピングほどではなかった。
また、英紙ガーディアン(Guardian)が昨年11月にアマゾンへの潜入取材結果を公開して以来、同社の労働・雇用慣行にも注目が集まっている。記者は、倉庫作業員として潜入した。
アナリストのハトヴィー氏は、「アマゾンは、これからの数年で、他の小売店を荒廃させる可能性があります」と述べた。
*この記事は、米国版 International Business Times の記事を日本向けに抄訳したものです。











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